カプセルベッド
“スリープカプセル”

創業以来培ってきたものづくりの技術を用い、1979年に世界初の製品化。
以来40年、宿泊施設はもちろん、フルタイムで働く方々の仮眠・当直室など、全国各地の施設で、
限られた空間・時間の中で快適に休息できる環境を実現してきました。
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カプセルベッドの誕生、そして現在

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カプセル・イン大阪(1979年)

カプセルベッドのはじまりは、1970年の大阪万博にさかのぼります。1979年、ニュージャパン観光株式会社の中野幸雄氏が、会場に展示された建築家・黒川紀章氏による「カプセル住宅」から着想を得て、カプセルホテル「カプセル・イン大阪」を開業しました。そのカプセルホテルに並ぶ、カプセルベッドの製品化を手掛けたのが、コトブキシーティングです。

カプセルホテルは、カプセル型のベッドの中に必要な機能をコンパクトに揃えることによって、ビジネスマンの宿として瞬く間に全国に広がりを見せました。さらに、カプセルベッドは、24時間スタッフが働く職場の仮眠室にも採用され、知名度を獲得していきます。

誕生当時、カプセルベッドの素材は繊維強化プラスチック(FRP)でした。軽く高い強度と成形の自由度が特長だった一方、その頑丈さ故にリサイクルが難しい事が課題でした。そのため、環境に優しいアルミ樹脂のパネルを使った、組み立て式を開発。デザイン・素材のリニューアルにより安全性・快適性も向上し、若い世代や外国人旅行者を中心に、今再び、カプセルベッドへ注目が集まっています。

機能性とコストパフォーマンスに優れた、
環境にやさしいパネル組み立て式
カプセルベッドの特長

  • 断熱性イメージ画像

    耐火性

    難燃性または不燃性の素材を使用し、万が一の火災に備えます。ベッド間での燃え広がりを抑えるため、出入口のカーテンやロールスクリーンにも防炎加工を施しています。

  • 耐久性イメージ画像

    耐久性

    アルミとスチールを素材として用いた、傷のつきにくい頑丈な造りです。アルミ材料の表面を酸化させ保護するアルマイト仕上により、劣化を防ぎます。

  • 遮音性イメージ画像

    遮音性

    隣接するベッドからの音は、パネル内の緩衝材が吸収。また、マットレスや布団などの寝具でも吸音するため、周囲の音を気にすることなく、快適に眠ることができます。

  • 施工性イメージ画像

    施工性

    人が通れるスペースがあれば自由に搬入出ができ、成形状態でしか搬入できなかったFRP製に比べ、運搬コストを大幅に削減。組み立てスペースさえあれば、既存ビルや出入口の限られた仮眠室にもスムーズに納入・設置できます。不要になった後は、リサイクルも可能です。

  • メンテナンス性イメージ画像

    メンテナンス性能

    アルミ樹脂製のパネルは表面に凹凸がなく、傷や汚れが付きにくい仕様です。些細な汚れはさっと拭き取るだけで清潔な状態を保つことができ、電球などの消耗品を除けば、メンテナンスはほとんど必要ありません。

多様なバリエーション

  • フロントオープン・連結型配置図

    フロントオープン・
    連結型配置

    限られた敷地面積でカプセルベッドをより多く配置できます。

  • サイドオープン・連結型配置図

    サイドオープン・
    連結型配置

    開口部が広いためベッドへの出入りがしやすくなります。

  • サイドオープン・個室型配置図

    サイドオープン・
    個室型配置

    部屋の中央に開口部を互い違いに配置して、プライベート空間を確保。

コトブキシーティングが選ばれる理由

ご要望やご予算に合わせて、設置可否の相談から、最適なベッド・設置方法のご提案、カプセルホテルの始め方や、収益をあげる方法、部屋の広さに合った有効な配置方法、寮や合宿所の部屋数を減らさずに共有スペースを作る方法など、企画段階のご相談から、設計、竣工、竣工後のメンテナンスまでトータルで対応します。

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安心・安全のための
徹底した品質管理

快適な睡眠のためには、安心して眠ることができる環境づくりが必要不可欠です。ベッド内での事故や怪我を防ぐため、突起物を最大限減らし、凸凹のない滑らかなパネルを創り上げました。さらに、国土交通省から認定を受けた不燃性。ベッドの入り口を仕切るロールスクリーン・カーテンにも防炎素材を使用していますので、火災などの万が一の事故への不安を軽減します。

写真:a-style心斎橋

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海外からも注目を集める
デザイン

宇宙船のような近未来的デザインが特長の「ナインアワーズ」、国外から多くのスキーヤーが訪れる北海道・ニセコの「THE LODGE MOIWA 834」など、注目の高いカプセルホテルのカプセルベッドを手掛けています。韓国の大手クレジットカード会社 現代カードの社屋仮眠室や、スウェーデンのStena Line社の旅客フェリーなど、海外へも導入が進んでいます。

写真:ナインアワーズ成田空港
クリエイティブディレクター/プロダクトデザイン:柴田文江
サイン&グラフィック:廣村正彰 インテリア:中村隆秋
撮影:ナカサ&パートナーズ

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カプセルホテルへ4万床、
仮眠室へ2万床の納入実績

これまで、6万床を超えるカプセルベッドを納入。納入先は、カプセルホテルはもちろんのこと、警察署・消防署・海上保安庁・防衛省、トラック・タクシー会社、鉄道会社、新聞局・テレビ局、空港、病院、電気・ガス会社、通信会社、金融・保険会社など、24時間稼働する多くの企業の仮眠室まで、多岐にわたります。豊富な納入実績に基づき、実現可能かつ適切なご提案をします。

納入実績

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メディア取材も多数、
体験型ショールーム

コトブキシーティング本社のショールームでは、カプセルベッドの製品バリエーションの全てを体験することが可能です。テレビ朝日「タモリ倶楽部」をはじめ、様々なメディア媒体にて取材されたゆとりある空間で、経験豊富なスタッフが、ご要望に応じた適切な製品をご紹介。お客様のお越しを心よりお待ちしております。

ショールーム見学の申込

※ショールームは予約制です。ご予約は申込フォームまたはお電話で承ります。
※営業日 平日10:00~17:00

よくある質問

カプセルベッド

1床あたりの金額を教えてください。
設置場所や数量により異なります。詳細金額はお見積いたしますので、お問い合わせよりご相談ください。
仮眠室にカプセルベッドを置くと、通常のベッドとは何が変わりますか?
プライバシーを保つ個室空間を持つことができる点を、高く評価いただいています。音・視線・におい等が遮られるため、リラックスして休息を取ることが可能です。LED照明・換気扇・デジタル時計・コンセントは標準装備、オプションとしてテレビの取り付けも可能です。労働環境の改善・レベルアップに貢献します。
上下左右のカプセルベッド内の音は気になりませんか?
当社のカプセルベッドには、遮音に配慮したパネルを使用しています。実際の遮音性能については、ショールームでご体感いただけます。
防火性能について教えてください。
柱や床の構成材は全て鋼材を使用し、壁、天井に使用しているパネルは不燃アルミパネルを採用した不燃仕様です。従来のFRP 製や他社製のカプセルベッドは難燃仕様ですが、B-CUBEシリーズ、SPACE Dシリーズは、共に非常に高い防火性能を有しています。
カプセルを設置するために必要な天井高さを教えてください。
2400mm(2.4m)以上の天井高さが必要です。
カプセルの重量はどのくらいですか?
1床あたり約140kg、上下で約280kgの重量です。体重80kgの方が上下で使用された場合、440kgの重量が約2 m²の床に積載します。(※1m²当り220kg)
二重床やOAフロアーでも設置可能ですか?
荷重に耐えうる構造であれば、設置可能です。
床に固定することはできますか?
コンクリート製床の場合、基本的に床にアンカー固定します。 木製床や鋼製床の場合も、特定ビスで固定します。地震の際の転倒・ズレの防止のための作業です。
カプセル内に消防設備は設置できますか?
自動火災報知機とスプリンクラー設備を設置できます。
どのぐらいの時間で設置できますか?
1日当り4床ほど施工可能です。ただし、配置や床数によって異なります。

製品についてのご相談を承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。